マイカーで子連れ、北海道一周の旅~11日目①~
💼 2018年8月15日(水) 小雨
🚙 民宿熊の入った家 ~ しおかぜ公園 ~ 羅臼ビジターセンター ~ 知床峠 ~ ウトロ、道の駅うとろ・シリエトク、知床岬クルーズ ~ 知床野営場
さて、この度お世話になった熊の入った家。
なんで、そんな名前なのかというと、過去に本当にヒグマが家の中に入ってきたことがあるそうです。
利用させてもらった民宿の隣に、当時住んでいた家があり、見せてもらいました。
夜、家族で2階で寝ているときに、熊が入ってきたそうで、熊に気づかれないよう、熊が出ていくまで2階でみんなで息をひそめじっとしていたそうです。
私たちが羅臼へ行く数日前にも、飼い犬がヒグマにやられたとかいうことがあったようで、ここではヒグマはごく身近にいるようです。
「侵入者は・・・」
洒落ています。
なぜか、おもむろに鹿の頭だけのはく製も置いてあったりして、子どもたち、少しビビる(^^;
熊の爪跡。
冷蔵庫にも爪跡がのこっていました。
冷蔵庫を開けて中のものを食べたらしいです。
酒も飲んでる!
ということで、こちらの宿のキャラクターは、こんならしいです。
酒をラッパ飲みする熊。
民宿の庭で、ご主人が整備をされていました。
予約時にネットで調べた時は、民宿の道路を挟んだ向かいの海側で、テントをはったりもできるとのことでしたが、庭にはこんなブルーシートを使って作った、モンゴルのゲルみたいなテントや、バーベキューテーブルも。
外に泊まっても楽しかったかもー。
もし熊が来たら怖いけど(^^;
さて、お世話になった宿のお母さんにお礼を言って、出発!
羅臼を出る前に一か所、寄りたかったところ、しおかぜ公園へ。
小さな公園ですが、戸川幸夫さんの小説「オホーツク老人」はここ羅臼が舞台で、その小説を映画化した「地の涯てに生きるもの」で主演した森繁久彌さんそっくりの、オホーツク老人の像があります。
私はその映画は観たことないのですが(いつか観たい!)、
たまたま図書館で借りた絵本「オホーツクの海に生きる」で、このお話を知りました。
北海道が好きな私はタイトルにひかれ、中身もわからず借りたのですが。
昔、知床の番屋は、漁具をネズミから守るため、猫を飼っていて、冬の間もその猫の世話のために、一人だけ番屋に残る人がいるのです。
それが主人公の彦市じいさん。
たった一人、冬の番屋で過ごすのはなんと心細いだろうと想像しながら読み進んでいくのですが、最後、番屋での心の友であった猫を助けようとして、彦市じいさんは死んでしまうのです、一人でひっそりと、大自然の中で。
このラストがすごく衝撃的で。
でもなぜかすごくひかれ、この旅にもこの絵本を持参し、子どもたちにも読み聞かせしました。
「知床旅情」の歌も、のちに加藤登紀子さんが歌ったのを聴いて、メロディが好きで心にずっと残っていたのですが、それが「地の涯てに生きるもの」で、森繁久彌さんが作られた歌だったと知り、いろいろなものが繋がって、ここには来てみたかったのです。
公園からは羅臼港も見下ろせます。
そんな感慨深い場所をあとにして、ウトロ方面へ向かいます。
知床峠に入る手前で、羅臼ビジターセンターに寄りました。
ここでは、野生動物と人間の共生について考えさせられました。
写真は、展示してあったクジラの骨格。
これを見ると、クジラは魚じゃなくて動物だなって、改めて思います。
恐竜みたいにもみえる。
近くに間欠泉もあったけど、吹き出す時間が合わずにスルー。
雨の知床峠。
各町の看板のデザインがカワイイです。
羅臼町と、ウトロのある斜里町。
またもや②につづきます。
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